回線の NAT1 はわずか 13%!Full Cone 対応ルーター完全まとめ

回線の NAT1 はわずか 13%!Full Cone 対応ルーター完全まとめ

回線の NAT1 はわずか 13%!Full Cone 対応ルーター完全まとめ

オンライン検出ツール:https://17nas.com/nat-test.php
キーワード:NAT1 / Full Cone(フルコーン)、NAT3(ポート制限)、NAT4(対称型)

核心的な結論(まずここを覚えてください)

  • 多くの家庭回線は NAT3。そして NAT1 の割合は非常に低く(約 13%)
  • これは通信事業者の問題ではなく、ONU とルーターが既定で NAT3 ポリシーを使っている
  • 手動で Full Cone / NAT1
  • ルーターの NAT 設定を効かせるには ONU をブリッジにする必要があります。多層 NAT を避けましょう
  • もし NAT4(対称型) と判定されたら、通常は 通信事業者側の制限 です。サポートに連絡して対応してもらう必要があります
  • NAT1 はより開放的ですが、その分 ソフトに PCDN をこっそり走らせやすい(アップロード帯域を消費します)

1. NAT タイプは結局何に影響するのか

簡単に言えば、NAT タイプは外部(グローバル網)から内部機器へアクセスする際の「開放度」を決めます。

NAT タイプの比較

NAT タイプ 開放度 特徴 適した用途 NAT1(フルコーン) ⭐⭐⭐⭐⭐ 最も開放的で接続性が最高 オンラインゲーム、P2P ダウンロード NAT2(制限コーン) ⭐⭐⭐⭐ やや開放的、安全性は中程度 一般的な家庭利用 NAT3(ポート制限) ⭐⭐⭐ 最も一般的で、安全性と実用性のバランスが良い 家庭回線の既定 NAT4(対称型) ⭐ 最も厳格で接続性が悪い 企業ネットワーク

NAT タイプの概念図

NAT3 と NAT4 の影響

  • NAT3:ほとんどのアプリは正常に動作しますが、一部のオンラインゲームではホストになれないことがあります
  • NAT4:次のような問題が起きる可能性があります:
    • オンラインゲームで断続的なカクつき
    • BT/PT のダウンロードが進まない
    • ホールパンチングができず中継になる

2. なぜ NAT1 はこんなに少ないのか

オンライン検出データの集計によると:

  • NAT3:約 61%(最も一般的)
  • NAT1:約 13%(非常に少ない)
  • NAT2:約 15%
  • NAT4:約 11%

NAT タイプの分布

主な原因

  1. ONU とルーターの既定ポリシーが NAT3(より安全で堅実)
  2. NAT タイプの切り替えに対応するルーターはごく一部
  3. 多くのユーザーが変更できることを知らない

3. NAT1 の長所と短所

✅ 長所

  • オンラインゲームの体験が向上(ホストになりやすい)
  • P2P ダウンロードが高速(接続できるノードが増える)
  • リモートアクセスのホールパンチングが成功しやすい
  • 音声・ビデオ通話がより滑らか

⚠️ 短所

  • 安全性が比較的低い(ポートがより開放される)
  • 動画ソフトに PCDN をこっそり走らされる可能性(アップロード帯域を消費し、速度に影響)
  • 不要なサービスを止める配慮が必要

4. NAT1 を設定する前提条件

なぜルーターで NAT1 にしても効果がないのか

重要な原因:ONU も NAT 変換を行っている

あなたの機器 → ルーター(NAT3) → ONU(NAT3) → 通信事業者```

ルーターを NAT1 にしても、ONU の NAT3 が効果を「上書き」してしまいます。

### 解決策

**案 A:ONU をブリッジに変更**(推奨)
- ONU は光電変換のみを担当
- ルーターが接続と NAT を担当
- ネットワーク構成がより合理的

**案 B:ONU で DMZ を有効化**
- ONU がすべてのポートをルーターへ転送
- ルーターの接続は不要
- 設定がより簡単

> 詳細な手順:[NAT3 から NAT1 へ引き上げる完全ガイド](https://17nas.com/NAT3-NAT1)

### 特殊なケース:NAT4

もし NAT4 と判定されたら、通常は **通信事業者側の制限**,次の対応が必要です:
1. 通信事業者のサポートに連絡する
2. 「グローバル IP」または「NAT タイプの改善」が必要だと伝える
3. 地域によっては有料、または利用理由の提示が必要

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## 5. NAT1 対応ルーターのまとめ

### 5.1 OpenWrt(ソフトウェアルーター/書き換えルーター)

**対応状況**:✅ ほぼすべての OpenWrt ファームウェアが対応

**設定手順**:
- ネットワーク → Turbo ACC ネットワーク高速化 → フルコーン NAT(Full Cone)

![OpenWrt の設定](/uploads/articles/article_cdd650626d8c74a4147c4ef6390d41cc.jpg)

**対象機器**:
- ソフトウェアルーター(X86)
- OpenWrt を書き込んだルーター(Xiaomi、Redmi など)

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### 5.2 iKuai

**対応状況**:✅ 全シリーズ対応(ソフトウェア+ハードウェア)

**設定手順**:
- 基本設定 → NAT タイプ

![iKuai の設定](/uploads/articles/article_bc335f74eaf00d4e8a505a33e2d9e21d.jpg)

**注意点**:
- 既定では NAT4 と表示されるが、実際はポート制限型に近い
- 手動で NAT1 に切り替え可能

**対応機種**:
- Q6000、Q3000 など全シリーズのハードウェア
- iKuai ソフトウェアルーターシステム

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### 5.3 Padavan

**対応状況**:✅ 全シリーズ対応

**設定手順**:
- ファイアウォール → Netfilter 設定 → Full Cone NAT

![Padavan の設定](/uploads/articles/article_d69166ca35d375122d133e66ace362dc.jpg)

**対象機器**:
- MT7621A チップ搭載ルーター(PHICOMM K2P、Newifi 3 など)

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### 5.4 ASUS ルーター

**対応状況**:⚠️ 一部対応(チップ型番による)

**対応機種**:
- ✅ **BCM4908 以前のチップ**:NAT 設定に対応
- ❌ **BCM4912 チップ**(AX86U Pro 以降):非対応
- ❌ **Wi-Fi 7 ルーター**:現時点ではいずれも非対応

**設定手順**(対応機種):
- 外部ネットワーク → インターネット接続 → 基本設定 → NAT タイプ

![ASUS の設定](/uploads/articles/article_e75b46ef492c8ed8e5cf43422c412960.jpg)

**注意点**:
- 既定は「対称型」(実際は NAT3)
- 「フルコーン」(NAT1)に変更可能

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### 5.5 ZTE ルーター

**対応状況**:✅ Wi-Fi 7 は全シリーズ対応、Wi-Fi 6 は一部対応

**設定手順**:
- ネットワーク → NAT タイプ設定

![ZTE の設定](/uploads/articles/article_5a54091699c672c53985d978865a49a5.jpg)

**対応機種**:
- ✅ Wi-Fi 7 ルーター(全シリーズ)
- ✅ AX3000 Pro+(Wi-Fi 6)
- ⚠️ その他の Wi-Fi 6 機種は要確認

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### 5.6 Ruijie ルーター

**対応状況**:⚠️ 一部対応

**対応機種**:
- ✅ BE72Pro
- ✅ Scorpio BE68 Ultra
- ❌ Wi-Fi 6 機器はほとんど非対応

**設定手順**:
- その他の設定 → WAN ポート設定 → NAT タイプ → フルコーン NAT

![Ruijie の設定](/uploads/articles/article_47670998c36f5f09c5d8223e34e1539a.jpg)

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### 5.7 JD Cloud ルーター

**対応状況**:✅ ほとんどが対応

**設定手順**:
- 詳細機能 → NAT 設定

![JD Cloud の設定](/uploads/articles/article_9ecfa2e1d51b29d9f99c658ac52ba302.jpg)

**注意点**:
- ❌ BE6500 趙雲(Wi-Fi 7)は非対応
- ✅ その他の機種はほとんど対応

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### 5.8 Gaoke ファームウェア

**対応状況**:✅ X86 ソフトウェアルーターは対応、ハードウェアルーターは一部対応

![Gaoke の設定](/uploads/articles/article_8e404c0f8fc4d1b1252a97c0f3f91a48.jpg)

**注意点**:
- X86 書き換え版は NAT1 に対応
- 「新三」ルーターが唯一の公式認可ハードウェアルーターの可能性
- その他のルーターは非対応の場合あり(実際のファームウェアによる)

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## 6. よくある質問

### Q1:スマホと PC で結果が違うのはなぜ?

**現象**:同じ Wi-Fi で、スマホは NAT1、PC は NAT3 と判定される

**原因**:Windows ファイアウォールが検出結果に影響する

**解決方法**:
1. 「Windows セキュリティ」を開く
2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
3. 現在使用中のファイアウォールを一時的に無効にする
4. NAT タイプを再テストする

![Windows ファイアウォール](/uploads/articles/article_307bb6b6c645e9342ea7a57438a06437.jpg)

![ファイアウォールを無効化](/uploads/articles/article_2f3d989394bf1bd1a36c4ed043a2a500.jpg)

> ⚠️ テスト後はファイアウォールを再度有効にするのを忘れずに

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### Q2:DMZ、ポート転送、Full Cone の違いは?

| 機能 | 適用範囲 | 持続時間 | 競合リスク |
|------|---------|---------|---------|
| **DMZ** | 単一機器 | 永久 | UPnP と競合する可能性 |
| **ポート転送** | 指定ポート | 永久 | 低い |
| **Full Cone** | すべての機器 | 一時的(接続がある間) | 低い |

**簡単に言うと**:
- **DMZ**:1 台の機器を完全にグローバル網へ露出させる(非推奨)
- **ポート転送**:あるポートを内部機器へ永続的にマッピングする
- **Full Cone**:一時的なポートマッピングで、機器が先に接続を確立する必要がある

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### Q3:グローバル IP と NAT タイプに関係はある?

**答え**:必然的な関係はありません

- グローバル IP があっても必ず NAT1 とは限らない
- グローバル IPv4 がなくても NAT1 の効果は実現できる
- NAT タイプは主にルーターと ONU の設定で決まる

**多層 NAT のルール**:
- 最も厳しい層が優先される
- 例:ルーター NAT1 + ONU NAT3 = 最終的に NAT3

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## 7. まとめと提案

### NAT1 の設定が向いている場面

✅ **設定を推奨**:
- オンラインゲームをよく遊ぶ
- P2P ダウンロード(BT/PT)が必要
- リモートアクセスやメッシュ構築ツールを使う
- より良い接続性が必要

❌ **設定は非推奨**:
- ネットワーク安全性の要求が高い
- ソフトに PCDN を走らせたくない
- 特殊な接続性が不要

### 設定手順のまとめ

1. **ルーターが対応しているか確認する**(上記のまとめを参照)
2. **ONU をブリッジにするか DMZ を有効化**
3. **ルーターを NAT1/Full Cone に設定**
4. **テストで検証**(https://17nas.com/nat-test.php)
5. **Windows ファイアウォールを無効にして再テスト**(結果が一致しない場合)

### セキュリティ上の提案

- ルーターのログを定期的に確認する
- 不要なサービスとポートを閉じる
- 強力なパスワードを使う
- ルーターのファームウェアを定期的に更新する
- 通信量を監視し、PCDN の不正利用を防ぐ

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**関連ガイド**:
- [NAT3 から NAT1 へ引き上げる完全ガイド](https://17nas.com/NAT3-NAT1)
- [オンライン NAT タイプ検出](https://17nas.com/nat-test.php)